祇園祭をエコなお祭りに! 鉾町の真ん中に「エコ屋台」が登場

dttume

2012年07月04日 16:22




 華やかのお祭りの陰で,大量のごみが発生しているのをご存知ですか?

 この度,京都市では,お祭りやイベントから出るごみをもっと減らすことができるという可能性を示すため,日本三大祭の一つで,昨年は88万人が訪れた「祇園祭」の宵山の3日間に,「リユース食器」や「バイオマス燃料」を使うモデル店舗“エコ屋台”を出店しますのでお知らせします。

 このモデル店舗“エコ屋台”は,リユース食器普及に向けた「お試しキャラバン」実施イベントの一つで,宮井株式会社の協力を得て実施するものです。



日程
 平成24年7月14日(土曜日),15日(日曜日),16日(月曜日・祝日)
 午後5時から午後10時まで ※雨天決行
 
場所
 宮井株式会社 京都本社前(中京区室町六角下る東側)

エコ屋台の内容
〔提供メニュー(予定)〕
 京野菜と京地鶏のバーベキュー 500円(保証金100円を含む)
 
 特徴1 「リユース食器」を使っての飲食物の提供
 使い捨て容器ではなく,洗うことで繰り返し使える「リユース食器」を使って,地産地消メニューを提供します。
 また,食器返却時に保証金を返すデポジット制を導入し,回収率を高めることで,エコでありながら,ビジネスモデルとしても成立させることを目指します。


 特徴2 間伐材の活用
 右京区京北の間伐材炭や,間伐材や端材を原料にした木質ペレットを,調理する際の燃料として使います。

 特徴3 バイオディーゼル燃料の活用
 使用済てんぷら油から製造したバイオディーゼル燃料を,屋台の照明用の発電機の燃料として使用します。


特別協力
 宮井株式会社

その他
○「祇園祭のエコ化」啓発ポスター
 2R(リデュース:ごみの発生抑制,リユース:再使用)の観点から,「ペットボトル等のごみを持ち帰ることで,ごみの少ない,美しい祇園祭にしよう」というメッセージを発信し,市民や観光客のイベントのエコ化の意識を喚起するためのポスター(別紙)を市役所や区役所などの京都市の施設等で掲示します。



○「「DO YOU KYOTO?」IN 祇園祭2012~ ふろしき広場 ~」

 「エコ屋台」との共催イベントとして,宮井株式会社の「「DO YOU KYOTO?」IN 祇園祭2012~ふろしき広場 ~」が同じ場所で開催されます。




<リユース食器普及に向けた「お試しキャラバン」>

イベントから出るごみの中身を調べると紙皿や紙コップなどの使い捨て容器が 大半を占めています。この「ごみ」を減らし,イベントのエコ化を進めるためには,リユース食器※を導入することが効果的ですが,その導入ノウハウを知らないことや,出店者の認知不足などの理由で,リユース食器を導入できていないイベントがまだまだあります。

そこで,京都市では,平成23年度から,「お試しキャラバン」として,リユース食器を会場に持ち込み,実際に来場者や出店者に使ってもらうことで,その効果や魅力をPRしています。





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