第1回世界マンガ・アニメネットワーク国際会議

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2012年05月11日 23:46



第4回国際学術会議/第1回世界マンガ・アニメネットワーク国際会議 「<マンガ・ワールズ>:サブカルチャー,日本,ジャパノロジー」の開催について



「<マンガ・ワールズ>:サブカルチャー,日本,ジャパノロジー」の開催について

 この度,京都国際マンガミュージアムでは,京都精華大学国際マンガ研究センター及び日本サブカルチャー研究会との共催で,マンガ・コミックス研究,サブカルチャー論に関する国際学術会議を下記のとおり開催します。
 本会議は,平成21年に当館にて第1回が開催されて以降,ドイツ・ライプツィヒ(第2回),韓国・プチョン(第3回)に引き続き,今回で4回目の開催となります。
 国際的な盛り上がりを見せつつあるマンガ研究の最前線を知っていただく最善の機会です。是非,御参加ください。



1 日時及び場所  
6月1日(金曜日),2日(土曜日)10時~17時
 神戸大学瀧川記念学術交流会館(兵庫県神戸市灘区六甲台町1-1)

6月3日(日曜日)10時30分~18時
 京都国際マンガミュージアム1階 多目的映像ホール(京都市中京区烏丸通御池上ル)


内容
今回,日本サブカルチャー研究会との共同作業の下,「サブカルチャー」,「日本」,「ジャパノロジー」をキーワードに,均質的な広がりとして語られがちなマンガ・アニメをはじめとする日本のポピュラー文化のグローバルな広がりを,複数的・多層的なものとして設定し,国内外から招待した約20名のマンガ・コミックス研究者が,様々な視点から学術的に問い直します。


会議プログラム  
<京都国際マンガミュージアム会場:6月3日>
  テーマ:マンガ×日本
   「サブカルチャー」と「日本」への欲望
  10:30-12:30 開会挨拶,研究発表〈司会: 吉村和真(京都精華大学/IMRCセンター長)〉
  ・ 猪俣紀子 (京都精華大学国際マンガ研究センター)
      『フランスにおけるマンガとマンガ研究』
  ・李衣雲 (国立政治大学台湾市研究所)
      『台湾のコミックス審査制度と日本マンガのアンダーグラウンド的展開』  
  ・三原龍太郎 (「ハルヒ・in・USA」著書)
  『「クール・ジャパン」とその不満』
 
ジャパノロジー×マンガ/サブカルチャー研究
  13:45-15:45 研究発表〈司会: 油井清光 (神戸大学)〉
  ・ 三宅俊夫 (ヴェネツィア大学)
      『「サブカルチャー」としての日本研究』  
  ・金孝眞 (高麗大学校)
      『日本研究とマンガ研究との複雑な関係:韓国の事例を中心に』
  ・ ファン=ホアン・フン(ハノイ国立大学)
      『ベトナムにおける日本研究とマンガ文化』
  ・森川嘉一郎 (明治大学)
  『オタク文化と「日本」』

  15:45-16:00 休憩

  16:00-17:30 総合討議
      閉会挨拶:ジャクリーヌ・ベルント(京都精華大学)
※ 上記には,京都国際マンガミュージアム会場(6月3日)のみ掲載しています。

なお,同会場での研究発表及び総合討議に関しましては,英語から日本語,日本語から英語の通訳がなされます。

※ 神戸大学会場(6月1日,2日)の詳細は日本サブカルチャー研究会のホームページ

http://www.japan-subculture.com)を参照して下さい。なお,6月1日,2日の研究発表及び総合討議はすべて英語で行われます。

 参加費
(1)神戸大学会場(6月1日,2日):無 料
(2)マンガミュージアム会場(6月3日)
  事前申込みの場合:大人640円,中高生240円,小学生80円
  当日参加の場合:通常のミュージアム入場料
  〔大人800円,中高生300円,小学生100円〕が必要です。



参加方法
 事前申込みが必要となりますので,日本サブカルチャー研究会のホームページ(URL:http://www.japan-subculture.com)から「国際学術会議」の「申込みフォーム」に入っていただき,必要事項を入力のうえ,平成24年5月24日(木曜日)までに送信してください。
※ 事前申込みをしなくても参加することは可能です。

 ただし,マンガミュージアム会場では,通常のミュージアム入場料〔一般800円,中高生300円,小学生100円〕が必要となります。

主  催  
  京都国際マンガミュージアム/京都精華大学国際マンガ研究センター/
  日本サブカルチャー研究会


 問合せ先
  日本サブカルチャー研究会
  TEL:078-803-5547(平日:午前10時~午後5時)
  ホームページ:http://www.japan-subculture.com


その他
  本会議については,ustreamでも配信する予定です。

参考:
(1)京都精華大学国際マンガ研究センター
 平成18年4月開設。「ミュージアムを活用したマンガの学際的・総合的研究と研究成果の社会還元」をテーマに,文部科学省の私立大学学術研究高度化推進事業である「オープン・リサーチ・センター」に採択される(期間:2006年度~2010年度)。

京都国際マンガミュージアムを活用した国際的マンガ研究の拠点形成と人材育成を目指し,マンガ資料の収蔵やデータベース構築,展示・講演・ワークショップなどの各種研究イベントの企画運営を進めている。

(2)日本サブカルチャー研究会
 当研究会は,欧米における研究組織との国際共同研究を基盤とし,世界で進行中の日本マンガ・アニメの研究の動向・情報を系統的に整理すること,さらに学術的深化を図ること,またその成果を世界に発信し,これらを通して,世界での同研究の学術としての展開や定着を促すことを目的に2010年10月にスタートした。

上記の目的を達成するため,海外研究組織との調査データの共有,日本での大規模な(グローバル・レヴェルの)国際学会の開催,アジアでの独自調査の実施などの事業を行っている。

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